退職日までのスケジュールが思っていたものと違い、慌ただしさを増すこともありますが、営業求人募集にて応募した企業から採用決定の知らせを受けてからは、足早に時間が過ぎてしまいますから、転職の際は『引き継ぎ』などに不安材料を残さないようにしてから、退職しましょう。ちなみに、有給休暇が残っているなら、それも考慮し、最終的には出社日の目安を考えておくことも必要です。営業職という同業種へと転職をするにしても、社外の顧客、法人(パートナー)への挨拶まわりも行うことはビジネスマン・ビジネスウーマンとしてのマナーです。退職願いを出すならば、その企業では営業求人募集をしなければならないこともありますし、営業求人で雇用する側でも、早々と出社してほしい要望もあるでしょう。後任の割り当て(任命)に時間を要することもあり、短期間での引き継ぎを余儀なくされるケースも実際にある話です。決して、引き留める行為ではありませんが、直属の上司からは退職日の延長の打診を受けたという人もいたほどです。ですが、転職先には迷惑をかけたくないものです。マニュアルを作成することが道理ですし、状況の説明や入社日の変更ができないか、といった相談をしてみましょう。ちなみに、営業の場合には顧客リストの作成準備をしておきましょう。見積書についても、CCに入れて送付しなければならない顧客に関する情報、最終決裁の決議についてなど、営業活動の申し送り事項はなるべく詳細に明記しておきましょう。自分の入社後のことも考えれば、後任同伴で挨拶をしておきたいものですし、転職先では同じように教育担当者が同伴で挨拶まわりをしてくれます。何より、わだかまりが残らないことにベストを尽くしましょう。営業から営業という転向であれば、狭きフィールドにより、悪口などはすぐに広まってしまいます。人間関係などの問題から退職するにしても、最後は感謝の言葉にて締めくくりましょう。
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